森山大道 写真展 「あゝ、荒野」

 

森山大道 写真展 「あゝ、荒野」トーク + サイン会

2017年10月7日(土) 17:00-18:30 / B GALLERY

 

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写真集の表紙_「荒」の字の人影は新宿で撮影する大道氏で、新次の試合の映像と合成しています。これを提案する町田さんのアイディアもスゴいですが、OKする大道氏さすがデス。。だってめちゃくちゃカッコいいこの表紙✨これが映画ポスターで良いと思う。

 

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予約定員制:先着30名でしたが後ろの立ち見もスゴい人数入ってました。
森山大道(写真家)、木下あかり(女優)、笹目浩之(プロデューサー)、
           町口覚(パブリッシャー、グラフィックデザイナー)の四人でお話しされていて、
いやぁ豪華でした。。。
プロデューサーさんの映画への熱い話が展開され、曝露話も展開され、
はじめの方は森山さんは殆どお話しになっていませんでしたが、
寺山さんとのエピソードトークにさしかかると、終始嬉しそうに和やかにお話しされていました。本当に寺山さんに憧れてたんだなぁというのが良くわかります。

 

当時の寺山さんの色気を語り、
「寺山さんは新次演りたかっただろう」とおっしゃってました。
そう言えば菅田くんの事も褒めてましたね。彼も写真好きで森山大道ファンですもんね。

 

貴重な本や、映画で使われた新次とバリカンの血みどろバンテージなど、森山ファン・寺山ファン・今回の「あゝ、荒野」ファンの方々必見です。新宿新治とバリカン健二の旗もカッコいいです。これは撤収しちゃうのかしら??

何といっても、大道さんの写真がどこまでもドライで、超絶Coolです。
新次やバリカンの写真に至っては、この展示会場でスクリーンに試合のシーンを写し、
それを大道さんがスナップしたそうです。
だから後編の映画を見た人達ちには既視感があるそうで、蘇ってくるらしい。。
早く観たい後編よ。。。

 

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このアイディアは町田さんが提案したらしく、やる事がいちいちカッコいいなと。
森山大道作品だから許されるかっこよさです。
メインの写真(新次とバリカンがパンチをかわすシーン)などは、わざと斜めに掲示して、サイズも正長方形でないんです。ちょっといびつな長方形。これは大胆に結構なトリミングしてるそうで、やはり森山さんの写真は考え方がグラフィックありきで面白い。
写真というよりデザインのポスター。最終的にどう魅せるか。
その世界観がハマってれば構図やら写真のカタチまでも既成概念に囚われない。
スナップで新宿のビームスで映画流しながらこれ撮っただなんて。。。。
あぁその撮影現場のムービーが見たかったわぁ。(笑)

 

誰か森山大道のドキュメンタリー映画作って下さい。

 

追っかけるの大変だろうけども。。

 


 

◆森山大道 写真展 「あゝ、荒野」
日時:2017年9月29日(金) 〜 10月15日(日) 11:00 – 20:00<会期中無休>
           〒160-0022 東京都新宿区新宿3-32-6
TEL:03-5368-7309
【内容】
B GALLERYでは6年ぶり2回目となる写真家、森山大道の写真展を開催します。
本展では、寺山修司、唯一の長編小説「あゝ、荒野」(角川文庫/2009年)の映画
公開に併せ、60年代当時からの写真をはじめ、小説の舞台となっている新宿の
街や映画の登場人物を、森山大道が新たに撮り下ろした新作を多数加えて展示、
販売します。
初版(現代評論社/1966年)の表紙を担当した森山大道の写真を加えた小説
「あゝ、荒野」(パルコ出版)が2005年に出版されました。60年代の写真を多く
含む211枚のプリントを浸入し完成した本書は、言葉と写真が互いに熱く反応
し合い、寺山修司の小説の情景が見事に表現されています。2011年に、蜷川幸
雄の演出により舞台化され、出版後50年の時を経て遂に映画化されます。60年
以上、新宿を撮り続けてきた森山大道の新たな挑戦となる本展と写真集
「あゝ、荒野」にどうぞご期待ください。

 

【関連リンク】

あゝ、荒野 前篇_試写・写真展

やっぱり新宿。。ロバートフランク・日比遊一の衝撃

森山大道写真展「DAIDO TOKYO」

BRUTUS 818_森山大道と作る写真特集

森山大道 写真展 「あゝ、荒野」

あゝ、荒野 前篇_試写・写真展

この森山大道ポスターが最高すぎた。。。

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このポスター最強です。新宿といったら大道。その写真に菅田将暉。

 

「あゝ、荒野 前篇」よみうりホール試写に行きました。

当初、大道さんバージョンのチラシが配られていたのです。(※現在は違います)

本当にクールな新宿グラフィックを展開されてリスペクトしかないです。

BRUTUS 818_森山大道と作る写真特集」「森山大道写真展「DAIDO TOKYO」でも

取り上げさせて頂きましたが、いつまでもブレないアバンギャルドな

そのコントラスト・ザラ付き・モノクロ表現に

写真への執念・美学とグラフィックデザインをいつも感じています。

 

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試写会場に一枚だけあった貴重なポスター✨撮影する人の人だかりでした。

 

そして、主演の菅田将暉。いやぁ〜恐ろしい俳優さんになりましたね。;;

2016年の初め頃から「ハマる人。」で気にはなっていたけれど、

もはやこんな事になろうとは思いもしませんでした。

本当に。映画の中で久々に狂気が乗り映った鬼人をみました。

目がヤバい。

口元に血が滲む画なんてもう人を喰った鬼の様です。ゾッとします。

 

何が怖いってこの人のフリ幅。。

3日前にNHK大河ドラマの15歳の虎松役の愛らしさに面食らったかと思ったら、

今回の新次役。怒号・目つき・ボクシングの試合なんて本物の試合にしか見えない。

一挙にもってかれました。スゴいパワーで惹き付けます。

一般試写で年齢層は40・50代の人の方が結構多かったけど

最後拍手が起こり会場も熱がこもっていて、あんなのはじめて体験しました。

157分があっという間です。

全編の最期のシーンの菅田の叫ぶ表情・本物の鬼です。

 

この時代に昭和感漂う2011年設定。

寺山ワールドもしっかり残し、主演の二人の野性味溢れる演技が清々しい。

ヤン・イクチュンさんの繊細な演技も、後半どんな風に化けるのか期待してしまいます。

 

後編も楽しみです。

 


■映画「あゝ、荒野」公開記念!! 森山大道 写真展 『あゝ、荒野』

Bギャラリーにて開催

2017年9月29日(金)~10月15日(日)

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お願いだから森山大道ポスターを販売して下さい。こんな贅沢ない。
開催期間
2017年9月29日(金)~10月15日(日)
開催場所
Bギャラリー(ビームス ジャパン 5F)
レセプションパーティー
2017年9月29日(金) 17:00~20:00
トーク + サイン会
日時:2017年10月7日(土) 17:00~18:30
出演 : 森山大道(写真家)、木下あかり(女優)、笹目浩之(プロデューサー)、町口覚(パブリッシャー、グラフィックデザイナー)

会場 : Bギャラリー(ビームス ジャパン 5F)
予約定員制 : 先着30名様 ※ご予約はBギャラリーまで(Tel:03-5368-7309

 

▲このトーク + サイン会に行ってきます。

大道さんに御逢いするのは久しぶりですが、映画みてから行けてとても光栄です。

今からとても楽しみです。

あゝ、荒野 前篇_試写・写真展

ポール・スミス展 | HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH

 

ココ最近、パソコンに座ってよりじっくり時間をとれず、更新を怠っておりましたが、

溜まってきたので放流です。(笑)

東京 上野の森美術館 【ポール・スミス展】

に行って参りました。

WS0ポール・スミス展  HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH00000

12/Aug/2016  15:30 p.m.

入り口で並びはしなかったものの、この時間でも結構人が入っていて、

客層は20代~30代くらいのファッションやデザイン勉強してます!好きです!って感じの子から、ポール・スミス日常でスタイリングしてます的なオシャレな伯父さま伯母さま方々etc.

が結構ぎっしり。

勿論、ポールスミスのコレクションもぎっしり。(笑)

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Paul’s Art Wall

ポールのアートウォール

ポールは10代から絵画や写真を集めています。

彼の拘りと言うのでしょうか?独自の価値観とでもいうのでしょうか?

いろんなものをミックスすることで、自分のアートに昇華しています。

中には凄い高価なコレクションもあり、

(アンディ・ウォーホル、デビット・ホックニーやバンクシーなど有名なアーティストのものもある)

友達や家族から贈られたもの、子供の落書きなどもありました。

ファンからの贈り物なんかもあるそうで、

それらのすべてを壁に集め一つの作品になっていました。

ロンドンのオフィスの壁に飾られているものと地下に保管してあるものから、

厳選された約500点が展示されています。

The First Shop

ポール・スミス 1号店

1970年、イギリス・ノッティンガムのバイヤード・レーン6番地に

「Paul Smith Vêtements Pour l’Homme」[ポール・スミスの紳士服]

というショップがオープンしました。

そこはたった3m×3mの広さで、窓もなく、ポールは他の仕事で生計を立てながら、

週に2日間だけショップをオープンしていました。

しかし、このたった一部屋からポールのファッション・デザイナーとしての第一歩を踏み出します。

そのショップが当時のサイズそのままに会場内に再現されていました。

当時のベンチャー企業みたいなものでしょうか?とっても実験的で、面白そうなセレクトショップです。彼のセレクトした展示会場みたいなものですね。

初めは、こんな狭いところで、自分の世界を発信してたんだなぁ~と。

ここでだんだん人脈を広げていった様です。面白いなぁ。。

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Inside Paul’s Head

ポールの頭の中

アイディアはどこからでも湧いてきます。
どんなものからでもインスピレーションを得られるのです。

勇気とワクワクをこの言葉をみて感じました。

そのとうりだなぁ~と

ポールは、画像やイメージ、言葉や数字などのさまざまなアイディアが頭の中に入ってくるとき、

それを頭に残しておくために、カメラで撮影したり、ノートに書き留めたりしています。

その時彼の頭に浮かんでくる数えきれないほどのイメージを、映像インスタレーションで表現していました。多角的のKINGって感じ。バランス感覚たるや。。

 

「ただ見る」だけでなく「物を観察する」ことによって、
さまざまなインスピレーションを生み出している。

ポールの頭の中は∞ですね。

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Promotions ・ The Design Studio

Paul’s Office ・ Collections

11歳の頃から写真を撮り続けているポールにとって、写真は趣味の一つであり、

ポールの視覚の日記だそうです。

ポール・スミス社のプリント柄は有名ですが、

なかでも人気のあるストライプ柄は、全てデザインスタジオで生み出されています。

厚紙に色糸をゆっくりと巻きつけ、ストライプ柄を少しずつ作っていくという手法で、

柄の色味が決められていきます。ポップですよね。おじさまのポップってカワイイ。。

展示では、ポール・スミス社のデザインスタジオが完全再現されていました。

色々刺激を貰いました。クリエーションが出来る人って、基本人生楽しんでる。

その周りに居る人もポールの人柄に惹かれているんだろうなと感じました。

Every day is a new beginning!

「毎日が新しい始まり!」

 

この言葉を書いたポストイットを朝スタッフの机に張ったりするそうです。

おちゃめで粋 ・ スマートなボスですね。

こんな仕事仲間?いや上司か。。

最高じゃない?


ポールスミス展 「HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH」

京都会場
会期:2016年6月4日(土)〜7月18日(月・祝)
会場:京都国立近代美術館

東京会場
会期:2016年7月27日(水)〜8月23日(火)
会場:上野の森美術館

名古屋会場
会期:2016年9月11日(日)〜10月16日(日)
会場:松坂屋美術館

ポール・スミス展 | HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH

やっぱり新宿。。ロバートフランク・日比遊一の衝撃

 

ごちゃごちゃしてるけど、

昔から変わらないお店もいっぱいあって、

なぜか落ち着くんです。新宿

 

学生の頃からヨドバシに通ってたので、(写真学生) 何か渋谷のゴチャ感と違うんでね。

 

今回は、買い物があったので、ついでに最近改装され

コンセプトが気になってたBEAMS JAPAN 新宿に行ってきました。

 

 

日本をキーワードに、幅広いカテゴリーのコンテンツをキュレーションするプロジェクト、

BEAMS “TEAM JAPAN” の発信拠点。

地下1階から5階までの6層。
「食」「銘品」「ファッション」「コラボレーション」「カルチャー」「アート」「クラフト」の構成で日本のさまざまな魅力を国内外に発信。(2016年4月28日オープン)

日本の良いものをセレクト、ファッション・ライフスタイルなど日本のモノで固めてます。

日本人だからって日本知ってるわけじゃないんですよね。

外国人向けと言われちゃいそうですが、私は自分の國のいいモノ知りたいです。

これからもっと地方に居る作家さんや、工芸品。

良いものを作ってる工場など、ディープな発掘期待してます。

 

全部見切れないうちに閉店時間になってしまったのデスが・・・こちら

 

B GALLERY

 

というスペースがあり、そちらでいい写真が飾ってあるなーとフラッっと覗いてみたら・・・

貴重な写真家ロバートフランクと、映画監督兼写真家の日比遊一さんの写真集が展示中✨

 

うおぉい!!!びっくりです。

 

日比さんの写真集かっこいいいい!!!!He is so cool!!!

キタ━(━(━(-( ( (゚∀゚)) )-)━)━) ━!!!

NYで写真家の活動してらっしゃったようですが、経緯がもう映画。(笑)

10代で俳優になろうと思って松田優作に言われたのは「僕が君の年ならNYに行くね」

そこで、NYに渡り俳優の仕事をしようとしたらデニス・ホッパーから

「俳優を目指すなら写真を撮らないと」

・・・すごい出会い。人生の節目節目で導きをを真摯に受け取ってますね。

そして実行する!

 

しっかし、日本人でこんな自由な写真と言葉の編集力有る写真集みたの久しぶりだよ。

新宿の浮浪者の写真集もカッコいいですが、

(いわゆる新宿スナップのジト―っとした重さがない。POPに編集。だけどリアル新宿。粋だ)

猫!!!猫のデカイ写真集。これいい。。言葉と写真のこのテンポが好き。

もう一度じっくり見たかったな。。。

 

ロバートフランクは名前は知ってはいましたが、彼の写真しっかり観た事が無かったので、

初見でして、恥ずかしながら後頭部をガツンとやられた感覚です。

今回置いてあったのは、元村和彦さんと500部しか作らなかったという貴重な写真集で、

グラフィックとしても、とてもカッコいい。大好きなJosef Koudelkaを彷彿とさせました。

似てると言うのではなく、個人的に共通に感じるイイ瞬間の感覚神経。

ドキュメンタリーなのに土臭いだけじゃないスタイリッシュなカッコいい写真の部類です。

構図とかもう最高!!!

 

コノ二人の作品のクオリティーに魅入ってしましました。。。

ニヤニヤしながら見ていたのが怪しかったのか。。。(笑)

ギャラリーのアシスタントの親切な女性が丁寧に解説して頂き、さらに知識を深め

すっかりファンです。(笑)

 

それも今回、展示最終日だったらしく、

日比さんが監督されたロバートフランクの映画の試写があったようです。

惜しかったけど、あの写真集を手にとって見られて幸せモノでした。

 

閉店時間でしたのに、ゆっくり見させて頂きありがとうござました。

 

いや~ 導かれるってホントにあるのね。

めったに行かないところだもの。。

こんな素敵なイベントがあったなんて知らなかったなぁ。

今後はチェックします!

 


 

日比遊一 展覧会 『A WEEKEND WITH MR. FRANK』

 

日時:2016年6月11日(土) ~ 7月5日(火) 11:00-20:00 <会期中無休>

会場:B GALLERY (新宿 / BEAMS JAPAN 5F)
          〒160-0022 東京都新宿区新宿3-32-6
TEL:03-5368-7309

 

【内容】
ニューヨーク在住の映画監督兼写真家、日比遊一の監督作品
『A WEEKEND WITH MR. FRANK』(1997年撮影)の上映および
本作に纏わる写真と写真集の展示、販売を行います。
『A WEEKEND WITH MR. FRANK』は日比遊一が邑元舎の編集者、
故・元村和彦と二人で世界的に有名な写真家ロバート・フランクの
住むカナダ・ノバスコシアを訪れ時間を共有する物語を描いた映画です。
『THE AMERICANS』(1958年刊)で酷評を受け写真から距離を置いていた
当時のロバート・フランクと共に写真集を制作し、スランプから救ったと
言われる元村和彦の熱い思いと、彼ら2人の強い絆。日比遊一が描く本作を
通して、写真集を作る情熱と美しさ、そして何より写真の素晴らしさを
改めて感じることができるでしょう。世界初公開となる本作にどうぞご期待下さい。
【上映時間(58分)】
上映/1日4回 : 12:00~12:58、14:00~14:58、16:00~16:58、18:00~18:58 <途中入場不可>
定員予約制 : 無料/1回の上映につき15名様(着席)
【アーティスト・トークのお知らせ】
日時/会場 :2016年6月19日(日) 17:00~18:30 / Bギャラリー(ビームス ジャパン 5F)
予約定員制 : 先着30名様  ※ご予約はBギャラリーまで
ゲスト : 樹木希林(女優)
※当日の上映は、<12:00~12:58><14:00~14:58>の2回のみ

 

希林さんも来てたんだ。。。豪華だなぁ。。( ´曲`) いいなぁ

 

やっぱり新宿。。ロバートフランク・日比遊一の衝撃

RYAN MCGINLEY: BODY LOUD!

 

彼の写真を見ると。単純に。

 

写真撮るの楽しいだろうな~と言うのが伝わってきます。

 

どっから撮ってんの??っていうのから、

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野生・個性・魅力が際だって写っています。

 

20代のころを思い出し。なぜか楽しくなるし、懐かしくもなるのです。

ヌードの若者達が写っていますが、
そこには人間の精神の解放・自由がしっかり捉えられています。

撮影スタイルも、スナップ的な要素から、スタジオポートレート、しっかりヴィジュアルを設定し巧妙に光を操りながら場面を設定。計画的な撮影など様々な手法で挑んでいます。

被写体の予期せぬ動きや“ハプニング”を意識的に取り入れ撮影を行っているのです。

過去のさまざまなヴィジュアルイメージを参照しながら、微細で洗練された色彩と構図の作品が表現する、自由で過激、そしてときに純粋なユートピアのような世界は、古き良きアメリカのイメージと重なると同時に、仮想と現実が混在する現代という時代をそのまま反映した表現です。

 

マッギンレーは撮影に先立って、モデルたちに自分が集めたさまざまなヴィジュアルイメージをまとめた「インスピレーションブック」をみせて、イメージを共有します。

ヌードの若者たちが、広大な草原を走り、木の上からジャンプするなど、本人が思わず自己を忘れて自由奔放に振る舞う瞬間、一糸まとわぬ姿で人間の中に秘められた野生の姿を捉えています。

 

人間の精神の解放・自由を写した写真です。

ロードムービー的に見えたのも

20代のこの時にしか撮れないものが写っているから貴重なんだなと感じます。

 

Ryanは作為的に偶然を撮っています。

作品についてのコメント

 

『自分の生活をドキュメント化するのに病的なまでにこだわっていたんだ
何でも良いから、ありとあらゆる被写体を対象に撮ることだけが僕の生きがいだった
とにかくイカした作品を撮りたかった』

僕の写真はファンタジーであってほしい
自分の創造したものでハプニングを起こしたい、
自分が見たいと思う写真を撮りたいと思っている

僕がつくり出そうとしているのは、ユートピアだと思う。
こういう世界に住めればなぁという世界さ』

『1960~70年代のStephen ShoreやWilliam Egglestonの写真
のような色彩を作りたいという思いもあった』

と語っているようです。

 

カメラマンも被写体も20代。

この時にしか残せない特有の煌めきが写真には閉じ込められています。

しかし、それだけにとどまらないカルチャーの融合も見られるのです。

『融合は重要なファクター』とも言っていて、サブカルチャーからアメリカの写真文化ニューカラー、全部MIXされた状態で本能的にセレクトされ融合表現されています。

彼の被写体も写真を撮られるという意味を知っています。

被写体は、カメラの前でそれぞれ自然に演じており、

それを通して自らの存在を探求しようとしているかのようです。

彼らはヴィジュアル文化の意味を心得ていて、

それらを通してコミュニケーションが生まれるとともに、

アイデンティティーが作られることを自覚している。

つまり写真家と被写体がコラボしている。

その時、彼にしか撮れなかったドキュメンタリーだから、貴重なのだなぁと。

 

流行りの写真家で、写真だけみると映画的・PV的絵画表現とも感じていましたが、

いろんな人が共鳴するポイントが分かった気がします。

面白がって写真表現やってる勇気と執着?パッションが見れるので

 

今回の展示。私はとっても好きです。

 

彼が今後どんな作品を撮っていくのか楽しみです。

◆ライアン・マッギンレーより、若き写真家たちへ贈る言葉。ART2014.06.20


 

ライアン・マッギンレー BODY LOUD

 

期間:4月16日(土)〜7月10日(日)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
場所:新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー3F
開館時間:11:00〜19:00(金土 11:00~20:00/月、5月2日休/最終入場は閉館30分前まで)
観覧料:一般 1,200円(1,000円)、大学・高校生 800円(600円)、中学生以下 無料
問い合わせ:03-5777-8600
URL:http://www.operacity.jp/ag/exh187/

 

RYAN MCGINLEY: BODY LOUD!

【YELLOW KORNER】Patti Smith

 

気になっていた、「YellowKorner」で、

PATTI SMITH来日に向けてのトークイベントがあったので行ってみました。

毎日の生活にもっと気軽にアートフォトを取り入れてほしい、
ライフスタイルにフィットした新しいアートフォトの楽しみ方を世界に広めたい、
そんな願いから2006年にフランスで誕生し、若手から著名作家まで幅広いラインアップのアートフォトを手ごろな価格で、世界24カ国 約90箇所のギャラリーを通じて提供してきたイエローコーナーが、丸の内に“アンテナショップ”がオープンしました。

YellowKorner

イベントはこんな感じ….

THE POET SPEAKS
ギンズバーグへのオマージュ

出演:Patti Smith(詩人、音楽家、小説家、画家?)・Philip Glass(作曲家)
翻訳:村上春樹(作家)・柴田元幸(翻訳家)

【ビートニック】
1955年~1964年頃にかけて、アメリカ合衆国の文学界で異彩を放ったグループ、あるいはその活動の総称。中心的人物が、ギンズバーク氏。で、後のヒッピー文化の立役者。

今回はポエトリーリーディング企画の告知イベント。

私簡単に説明しちゃってますが、当時。影響力が半端ない人物だった様です。

が、

今回のトークイベントに参加していなかったら私は知らなかったです。でもその後のビートルズや、パティースミス、ポール・マッカートニーやジョン・レノンなど名だたる有名人に多大なる影響力がある人物だったそうです。

私は、写真家のRobert Mapplethorpeに興味があり、Patti Smithに行きついたのですが、

当時の彼女のマニッシュなスタイルが大好きでした。

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今回のトークショーは、2003年に開催されたPatti Smithの

「THE WORK OF PATTI SMITH」PARCO MUSEUMで企画展を企画した河内タカさんが、

当時の話を交えながらお話してくださいました。

(私これ行ったの覚えてる。当時、Robert Mapplethorpeの展示会もやってたなぁ。。。)

PATTIは舞台に立つとカリスマな雰囲気バリバリ出るらしいのですが

普段は、シャイな女性だったそうです。

歌手になりたくて田舎から出てきたんじゃなく、Bob Dylanにあこがれた

詩人になりたかった女の子だったらしい。いいなぁ。。

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色々聞きたいけど、こういった場所じゃないと聞けないことってありますね。

私は彼女に会ったことは無いけど、学生時代憧れてましたもん。(笑)

こんな人近くにいたら写真撮りたくなるよ。

大御所が集まったイベントらしいのですが、チケット代がバカ高いのにびっくり。

もったいないけど、若い子向けではないですね。。

ま、私ももう若くはありませんが、コノ価格は・・・・ガクブル

PATTI が日本に来てくれるだけで嬉しいです。


THE POET SPEAKS/THE COMPLETE ETUDES

フィリップ・グラス & パティ・スミス 来日公演

公演日程 2016年6月4日 (土) ~2016年6月5日 (日) 
会場 すみだトリフォニ-ホール(大ホール)
演目 6月4日(土)14:00開演/19:00開演
THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ(ザ・ポエット・スピークス)
出演:フィリップ・グラス(Piano)、パティ・スミス(Vocal & Guitar)
翻訳: 村上春樹、柴田元幸(完全新訳)

6月5日(日)15:00開演 THE COMPLETE ETUDES
(ザ・コンプリート・エチュード)
出演:フィリップ・グラス(Piano)、久石譲(Piano)、滑川真希(Piano)

巨匠フィリップ・グラス 11年ぶりの来日公演
パティ・スミス、村上春樹らとの豪華コラボレーションが実現
ピアノパフォーマンスの集大成「THE COMPLETE ETUDES」も上演決定!

【YELLOW KORNER】Patti Smith

DIANE ARBUS

 

DIANE ARBUSの動画を見つけたので、備忘録。

 

この方の蘊蓄何て知らなくても、
写真見れば人それぞれ感じるモノがあると思いますが・・・・

知ると。「やっぱりね・・・」何かあると思ったと納得するのです。

DIANE ARBUS: A DOCUMENTARY FILM ABOUT LEGENDARY PHOTOGRAPHER

In 1967, when the Museum of Modern Art in New York City presented New Documents — a major exhibition of the personal visions of several photographers — the surprise of the show was the work of Diane Arbus. On her own, against the advice of many friends, she had pursued her documentation of people on the fringes of society, and the astonishing in the commonplace. Suddenly she was famous, with students and imitators. By 1972 her work was everywhere, and was featured at the Venice Biennale, where it became, as New York Times critic Hilton Kramer said, the overwhelming sensation of the American Pavilion. But by then Diane Arbus was dead, by her own hand. “Nothing about her life, her photographs or her death was accidental or ordinary,” wrote Richard Avedon. “They were mysterious and decisive and unimaginable except to her. Which is the way it is with genius.”

This half-hour documentary was made that same year. It explores her work and ideas, often in her own words as spoken by a close friend. It includes reflections by some of the people who knew her best; daughter Doon, teacher Lisette Model, colleague Marvin Israel, and John Szarkowski, at that time the director of the photography department at the Museum of Modern Art.

Diane Arbus
ダイアン・アーバス

アメリカ, 1923-1971   Diane Arbus ダイアン・アーバス

Diane Arbus ダイアン・アーバスDiane Arbus ダイアン・アーバスDiane Arbus ダイアン・アーバスDiane Arbus ダイアン・アーバス

ダイアンの写真は雑誌「エスクァイア」誌に掲載されるなど、次第に評価され始め、1967年にはニューヨーク近代美術館で開催された「ニュードキュメンツ」展(ジョン・シャーカフスキー企画) にリー・フリードランダーゲイリー・ウィノグランドとともに選出されて注目を集めました。
こうした活動の一方で、アーバスは以前から慢性的な鬱病に苦しめられていて、肝炎をも患い、精神的に追い詰められていきます。

1969年になると、別居していた夫アランと正式に離婚、別居中も精神的に経済的にダイアンを支え続けていたアランでしたが、若い女優と再婚し、ハリウッドに移って俳優の仕事に本格的に取り組むことになったのです。

孤独への恐怖、慢性的な鬱病、自分の仕事に向けられる評価と敵意。
1971年7月26日、自宅の浴槽で死亡しているダイアン・アーバスが発見されました。自殺でした。

翌年秋にはニューヨーク近代美術館で回顧展が開催されます。
10年にも満たないダイアン・アーバスの活動は、「写真のもつ力」を再構築するのに大きな影響を及ぼしました。
彼女の作品は、それ以前の世代が抱いていた美の基準から背を向けたものでした。アーバスは形式的な美しさよりも精神的なものを重視し、社会の問題より個人を、はかなく偶発的な現象よりも不変で特徴的な部分を、繊細さよりも困難や危険を恐れない勇気に価値を見出しました。
彼女は、鋭い知性と激しく献身的な努力によってこうした直観を追及していったのです。

写真家として大変珍しいことですが、ダイアン・アーバスは人物の写真しか撮影しませんでした。
それらのポートレートは、被写体とアーバス自身がお互いを信用し、認め合うことができるかどうかのぎりぎりの危険水域に達したという限界が生んだものだったかもしれません。
彼女がその被写体に興味を持ったのは、彼らが特定の哲学やライフスタイルの代弁者だからではなく、それぞれが独特の神秘性をもっていたからです。被写体のほうでも、アーバスが自分の内面に興味を抱いていることが理解できたからこそ、無条件でカメラの前に姿を現したのです。もしも、ただ単に見た目の珍しさから狩り出されたのだとしたら決して撮影を許可しなかったはずです。そしてまた被写体自身も間違いなくダイアン・アーバスに興味を持っていたのです。こうして時としてどちらが撮影者なのかわからなくなるような関係が生まれました。アーバスは、被写体が自分をどのように見ているかについても強い関心を払っており、自身のもつイメージと他者が抱く自分のイメージの違いを意識して撮影したといわれています。

彼女の写真に登場する強烈に個性的な人々は、その外見から我々が抱く固定概念をしばしば覆します。実際、性倒錯者やヌーディストといった外見上のカテゴリー分けは、奥底に潜む真実を隠すための隠れ蓑に過ぎないのです。

▲上記 アジェ・フォトより 【Diane Arbus ダイアン・アーバス】

 

改めて、彼女の事を知ろうと思います。

彼女の影響力は、その当時の若者・学生に絶大だったようです。

私は、写真の専門学生の時に、それこそ彼女の写真集を恩師から見せて頂きましたが、

焼きついているポートレートの被写体そのものにエネルギーが漲っていて、

見るのに未だに力が入ります。

双子の女の子の写真を見ればDainaだと思うくらいドキュメント写真の代名詞的な作品ですが、作品を作りながら病んで行き、自殺に追い込まれていく彼女の繊細な一面がまた苦しいです。写真には被写体の持つ独特な空気感が漂っています。

ダイアンは、被写体の空気感を上手く焼きついけている印象。

 

写真の妙は、時間を越えて世の中にある思想や差別をも多面的に見れるのだなと

教えてもらった作品です。

 

Identical Twins, Roselle, New Jersey, 1967.

 

ダイアン・アーバスのことば・名言集

 

愛とは理解と誤解とが理解しがたいほど奇妙に組み合わされたものです。
心のなかでどう感じているかに関係なく、常に勝者に見えるよう努めなさい。
たとえ現実には負けていても、自制と自信に満ちたふるまいを維持することで
精神的優位をもたらし、いつしか勝利へと導くのです。
不器用なわたしが仕事をしているわけです。
そのため私は器用に物事を整理するのが好きではありません。
何かを目の前にして、それを都合よく整えるかわりに、
わたしは自分自身をそちらに合わせてしまいます。
子どものころお母さんに言われたものです、「ゴム長靴を履きなさい、風邪ひくから」。
大人になったとき、あなたは気がつきます。ゴム長靴を履かないで風邪をひくかどうか
確かめる権利があなたにはあることを。そういうことなのです。
この世界には私が撮らなければ誰も見たことがないものがあるのだと信じています。
私は常々、写真を撮るのはお行儀の悪いことだと思っていました。
写真に関して気に入っている点のひとつはそれなのです。
初めて撮影したとき、私は道を踏みはずしたような気分になったものです。
自分の思いどおりに写真が撮れたことはありません。
いつでもそれ以上か、それ以下の写真ができあがります。
知っておくべき重要なことは、人は何も知っちゃいないということ。
暗闇を手探りで進んでいるようなものなのです。
 私が好きなのは今まで行ったこともない場所に行くことです。

自分の望む人生ではなかったのかもしれないけど、

運命に翻弄された写真家なのだなと感じます。

 
 
 
 
◆関連記事_写真集は文化だ! 飯沢耕太郎_CP+2016_アーバスの写真集に関連。

 

 

 

DIANE ARBUS

写真展 マグナム・ファースト日本展

 

先週末は、代官山の友達の家へ遊びに行った帰りに、気になっていた

マグナム・ファースト日本展へ行ってきました。

 

magnums-first
パンフイメージ。キャパの写真
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今回のチケット。

 

マグナム・フォト 創設 60年前の写真展再現

 

結成当初のマグナムの展覧会は日本初ということで、

当時の生プリント見れるのは貴重だなと思い行ってみました。

個人的にマグナムという団体とキャパやアンリの名前を知っている程度で、

事前知識なしに見に行ったので、実際はイメージの印象だけで観覧していました。

なので勉強にはなりましたが、好きな写真家の作品を見に行くのと違い

「歴史上の遺産を拝見」の感覚でした。

 

個人的には、MAGNUMの一員だったら、Josef Koudelka(初期のメンバーではない)を

写真家の中でも最もリスペクトしているので、彼の様にドラマチックで、

グラフィック的にも素晴らしいドキュメント写真があるのかなと期待していました。

 

しかし、今回はあくまでも

「マグナム」を結成し最初に企画した写真展であり、第二次世界大戦終結から10年を経た1955年6月から翌年2月にかけて、オーストリア5都市を巡回半世紀の年月を経て、83枚の白黒写真からなる写真展は、彼らが自ら企画し、写真を選び、構成したもので、「写真によるヒューマニズム」というマグナムの理想を最も明快に伝えていると言われています。

その後、作品の行方は知られることがありませんでしたが、

2006年、半世紀の年月を経てインスブルックのフランス文化会館の地下室で眠ったままの全作品が発見されました。この歴史的発見により、写真展は「マグナム・ファースト」として新たに蘇り、当時のオリジナルプリントがそのままに再現されました。

 

ということで、コンセプトうんぬんよりMAGNUMという団体の回顧展の印象です。

写真自体が貴重なのは確かなのですが、合同写真展みたいなものなので、

当時の人に見せたかったのであろう日常の生活写真や、

有名人(ガンジー)のショッキングな事件の前後など、バラバラに集まった印象です。

 

個人的な写真の価値観・見方・インパクト・好みとは違いますが、

まさかこんなものが出てくるなんて!という、
時間が経過したからこその写真の魅力・価値を再認識しました。

勿論、マグナムという世界的に有名な団体の貴重なアーカイブという点では、

とてもい興味深い展示会だと思います。

 

ご興味がある方は是非。

 


マグナム・ファースト日本展

Magnum’s First-Face of Time

 

■会期:2016年4月23日(土)-5月15日(日) 11:00-19:00  会期中無休

■会場:ヒルサイドフォーラム

■会場案内:入場料一般1,000円 学生(高校・大学生)500円 中学生以下無料

写真展 マグナム・ファースト日本展

NYマダムのおしゃれスナップ展〜Advanced Style 2

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ビタミンカラーは、着てる人が元気じゃなきゃ着こなせません。

 

昨年2月に開催して、元気とパワーもらった素敵なマダムたち!!

第二弾です。

 


「NYマダムのおしゃれスナップ展〜Advanced Style」
 
の第2弾を開催!

今回は写真家アリ・セス・コーエン氏がNYのみならず、世界に飛び出して撮り下ろした写真を展示。

ロサンゼルスやミラノ、ロンドン、ブエノスアイレス、東京の街をめぐり、

アリ・セス・コーエン氏独自の視点で見つけたおしゃれマダムたちを撮影した

バラエティ豊かな写真展です。

そのほとんどの写真が、本人のSNS以外では初公開!

なんだかこの方々のファッションを見ていると元気が出るので大好きです。

 

自分のためにおしゃれするの!

毎日をドラマティックにするかしないかは自分次第よ!

 

いやぁぁ・・・ごもっとも。

 

楽しみながら御自身で体現してらっしゃる方々です。ぱわふる。

ファッションの女神降臨です。

毎年変わる着せられるファッションでなく、自身の人生経験から厳選して、自分を見つめなおし、

自分に似合うものは何なのか?自分はどうなりたいのか?自分はどう生きたいのか?

毎日のたしなみ、ファッションで体現されてるクリエイティブな印象を受けました。

 

ファッションは一日にして成らず。

 

挑戦して、失敗して、着こなす経験と楽しみを忘れないだけで、

こんなにハッピーなマダムが出来るんですね。

 

 

おしゃれを楽しんでる人は

いつの時でも生き生きキラキラしてらしゃいますね。

せっかく着飾っても、中身(精神)が輝いてないとキラキラ輝けない

人生を謳歌してる素敵な年の取り方をしてらっしゃるマダム達です。

 

IMG_1018

 

出口付近の白壁に、カメラマンのサインとマダムのサインも入っていました。カワイイ。。

 

◆アリ・セス・コーエン氏のスナップブログ◆

「Advanced Style」

 


 

『世界のマダムのおしゃれスナップ展 – Advanced Style 2 – 』

■3月8日(火)〜27日(日)※最終日は午後5時閉場※入場は閉場の30分前まで
■渋谷西武A館7階=特設会場   東京都渋谷区宇田川町21-1
■入場料:一般500円、高校生以下無料

 

NYマダムのおしゃれスナップ展〜Advanced Style 2

写真集は文化だ! 飯沢耕太郎_CP+2016

 

2月25日(木) CP+ヘ行け参じました。

 

去年は森山大道さんがゲストなどで、個人的に面白かったのですが、今年は作家色はなく、

とうとう評論家さんが来ちゃいました。飯沢耕太郎氏です。

日本の写真評論家ってこの人くらいしか。。。まぁよい。

とにかく、本業でじっくりこの方のお話を聞くことも今までなかったので、行ってきました。

「写真集は文化だ!」ということで、機材マニア達にどこまで響くか知りませんが…ううむ。。

 

後、個人的に気になったのは、今年は海外メーカーのHASSELBLAD(←去年まではいた)や、

ライカなどのメーカーがいなかった事。

多分、このイベントに参加する費用対効果に疑問があるんでしょうね。。。

ジャンルが違うと悟ったのか。。

ブランドイメージに貢献できるような企画じゃないもんなぁぁCP+。もったいない。。

どーしても機材寄り・スペック寄りイベントなので、プロアマチュア層・ビジネス層が強く、

作家・アーティスト・広告写真のプロ向けの文化貢献できるような

クリエイティブイベじゃないですもんね。。。

 

さて、飯沢さんの講演では、過去~今現在までこれまで発行されてきた素晴らしい写真集の数々を、写真集の起源から、日本と海外の写真集の取り上げ方など、

個人的に中々興味深い内容でした。

 

 

◆世界初の写真集

 

ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット「自然の鉛筆」(1844~46) 限定200部プリント

William Henry Fox Talbot

1800年2月11日1877年9月17日)は写真技術の先駆者の一人で、カロタイプ(複製できる写真の発明家)と呼ばれる初期の写真を発明した人物。政治家考古学者、語源学者、地主でもあった。イギリス人。

この表現で、いろんな写真の可能性を模索し、提案しているカタログ的要素の強い写真集。

なんか、こうゆう歴史背景など知識教えてもらうと大学の授業みたい。。

 

◆写真展と写真集の捉え方

 

写真展 → ライブコンサート (※ライブは見過ごすと一生体験できない)

写真集 → レコード・CD (※いつでも聞ける・残る・触れる)

「写真展は、撮影者とリアルに話ができたり、リアルタイムなコミニュケーションができます。

写真集は自分が行かないような場所にいつでも連れてってくれたりします。」

 

◆日本と海外の写真集の違い

 

日本 → 写真家達の最終発表媒体

(作家の世界観や表現力の入れようが垣間見える。怨念?執念?(笑))

海外 → 展示会のカタログとしての意味合い

(丁寧に作っているものもあるが多くは、展示会に力を入れ、そのカタログ的なものが多いらいしい。)

※日本の写真集は年間発行部数・クオリティーともに世界一・最近は注目度も一番ですとの事。

 

◆デジタル時代の写真集

 

「インターネット・CD-ROM・DVDいろんなメディアからの作品が生まれている。しかし、紙媒体の可能性はただ見るだけではない、写真を触って、モノとして在る魅力が価値を下げないだろう。」

個人的には、見る環境によって変わって見えてしまう媒体のモノは、作家の本意ではないと考えるので、作家の息が入った最終形がとどまっている紙媒体写真集は、やはり価値があると感じます。

 

 

◆飯沢耕太郎おススメの写真集

 

10名程紹介していただきました。 改めて、勉強になりました。

皆さん御存じなのか?私は、知らないものも多くあったので備忘録。メモメモ。。。。

 

◆小石 清 「初夏神経」

戦前の関西写壇の中心だった小石清が、多彩な技法を駆使して制作した写真をまとめた、日本写真を代表する名写真集。表紙は金属板。〈リング綴じ〉

前衛的?アバンギャルド??

 

◆アンリ・カルティエ・ブレッソン 「決定的瞬間」

20世紀を代表する写真家。126枚の写真と、本人が語る構図や主題などの文章が収められている。表紙は20世紀を代表する芸術家、アンリ・マティスのデザイン。

「たった一枚の写真がそれ自体で物語の全体となる」  ブレッソン談

 

◆エド・ファン・デア・エルスケン 「セーヌ左岸の恋」

有名なドキュドラマ(フォトストーリー)仕立ての写真集。

友達に恋人同士を演じさせ撮影したと言われています。小説仕立ての展開を写真で撮って綴っています。ドキュドラマの走り。カット割りが御洒落です。映像の人にも古典だけど興味深い表現なんじゃないかなぁ。。

 

◆森山大道 「にっぽん劇場写真帖」1968

アレ・ブレ・ボケのパレード。寺山修司が文章をつけるなどアバンギャルド。前衛的。集まる所にやはり集まるのだなぁと思う。何か怪しげなものが写ってるのが大道写真の醍醐味。

 

◆荒木経惟「センチメンタルな旅」1971

私写真。日本の今の流れを作ったといっても過言ではない。その人しか撮れないプライベート写真。

 

◆Diane Arbus 「ダイアン・アーバス」 1972

1923年にニューヨークで富豪の娘として生まれた。
学生時代には倫理文化学を学び、18でアランアーバス(Allan Arbus)と結婚。
当時はアランがカメラマンとして、ダイアンはスタイリストとしてファッション写真の撮影を行っていた。1957年からダイアンはLisette Modelの所で写真の勉強をし、彼女はこれより本格的に
彼女の求める写真に没頭するようになる。アメリカはもちろんの事、
いくつかの写真集を発刊する、ロンドンにおいても若者を中心に絶大的な支持を得ている。

ふむ。。。

三冊ドキュメンタリー写真を作って、後に精神を病んでわずか48歳という若さで亡くなった。

作家本人がドラマチックな人生だなぁ。

 

▲【追記】 DIANE ARBUS 2016年5月13日

 

◆東松照明 「太陽の鉛筆」 1975

アメリカ占領下から「本土復帰」に至る沖縄、八重山諸島や宮古島の祭祀や風俗をテーマに撮影したモノクロームの前半部と、東南アジアをカラーで撮影した後半部で構成された写真集として75年に『カメラ毎日』誌の別冊として発表された。東松のモノクロームからカラーへの移行期の作品として高い評価を得ている写真集。

 

◆エリック・ヴァリ/ダイアン・サマーズ 『ハニー・ハンターズ・オブ・ネパール』 1988

ネパールでハニーハントをして生活する民族を追ったドキュメント写真。

興味とか何より画力に引き込まれる。これが日常なんて。。命がけって美しいのですね。。

 

◆ポール・フスコ_(Paul Fusco, 1930-) 「RFK Funeral Train」(1968)「PFKの葬迎列車」(2000)

暗殺されたロバート・F・ケネディの棺を運ぶ葬送列車を見送る人びとを、列車の中から撮影したもの。

設定・コンセプトがいいのと、ドキュメンタリーとしての見ごたえが期待できそうです。

 

◆Wolfgang Tillmans 「Concorde」 2002

ティルマンスの好きな超音速航空機「コンコルド」の様々な姿を追い続けた作品群を収録。

現代写真家の代表選手。どんだけ好きだコンコルドってくらいの追っかけッぷりらしい。(笑)

 

 

この分野は海外のほうがちゃんとビジネス出来る土台があるので、日本は出遅れな感じも否めませんが、基本CP+は、カメラ御宅色・ビジネス写真が強い祭典なので、写真自体や写真家・作品に興味がある人には敷居が高い専門的なイメージがあります。

しかし、飯沢さんみたいな方が講演してくれると、知らなかった写真の世界がぐっと広がります。

 

興味深いスピーチでした。

 

 

◆ゲストスピーチ「写真集は文化だ!」飯沢耕太郎(写真評論家)

定員400名講師 飯沢 耕太郎
(写真評論家)

日本は1960年代以来独自の写真集文化を形成してきました。
毎年刊行される写真集は、質、量ともに世界一といっても過言ではありません。
写真集の魅力、そして文化としての写真集の今後と可能性についてお話しします。

 

写真集は文化だ! 飯沢耕太郎_CP+2016